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腰痛の種類

腰痛といっても原因は様々です。
病院・接骨院・整骨院など専門家に相談しながら、しっかり治療しましょう。

ぎっくり腰

ぎっくり腰とは

突然激痛に襲われ、そのまま動けなくなったり、歩けなくなった状態 (別名:魔女の一撃)

ぎっくり腰の原因

中腰から急に重い物を持ち上げたり、急に体を捻じったり、クシャミなどした瞬間、筋肉、靭帯などが 急激に引き伸ばされたりして起こる。

ぎっくり腰の治療

歩いたり、立ち上がったり出来ない場合、安静を保ち、少し動けるようになったら病院にて 投薬、理学療法などは整骨・接骨院でも治療可能
※痛みと、炎症が強い場合、入浴は禁止!!

椎間板(ついかんばん)ヘルニア

椎間板ヘルニアとは

背骨(腰椎)と背骨(腰椎)の間にある椎間板と呼ばれるクッションの役割をしている軟骨の一部(髄核など)が飛び出して、脊髄や神経を圧迫する状態。
ヘルニア・・・脱出・逸脱・突出という意味

椎間板ヘルニアの原因

年齢による変化や、スポーツや重たい物を持つ反復の作業などで、椎間板に激しい負荷がかかった状態が続くとなりやすい。

椎間板ヘルニアの痛み

腰の痛みや、足の痺れ、足の痛み、足の筋肉の引きつり、重症な人は、歩行困難、上向きで寝るのも辛い

椎間板ヘルニアの治療

現在のヘルニアの治療は、保存療法(理学療法など)が基本となり、 本当に重度で歩けないなど、痛みが強く日常生活を送るのが困難な人以外は手術を強く勧めることは少ないと思われます。 時間の経過とともに、飛び出した軟骨が徐々に小さくなり、無くなる場合もあるので 慌てて手術しない方が良い場合もあり、自分の腰の状態をよく見極めることが大事。

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

脊柱管狭窄症とは

比較的高齢者の方に多い疾患で、脊柱管と呼ばれる、脊髄が通る管の中が何らかの原因で狭くなり、脊髄、神経などを圧迫している状態。

脊柱管狭窄症の原因

加齢による背骨(腰椎)の変形や、すべり症と呼ばれる腰の骨が前側にすべってくる事で 脊柱管が狭くなり、神経を圧迫して腰や足の痛み、痺れ、力が入らないなどの症状がでる。

脊柱管狭窄症の治療

保存療法(投薬、理学療法)が主流となり、歩けない、足に力が入らないなど症状が酷い場合は手術も考えられる。 とりあえずの痛みの対処法として、歩いていて痛みや痺れが強くなってきたら、腰を前傾にして 丸くなっていると、圧迫されている神経の部分が少し広がり、神経の圧迫が軽減される事により、痛みや痺れが楽になってくる。 あくまで一時的な対処法であって、治療ではないので、この動作を繰り返したからといって治るものではない。 それよりも、骨盤周りのインナーマッスルと呼ばれる筋肉(大腰筋、腸骨筋など)を鍛える事が改善の近道になります。

腰椎分離症(ようついぶんりしょう)

腰椎分離症とは

背骨後方の突起の部分が背骨本体から切り離されて、分離(わかれる)した状態。 分離した部分の所が不安定になり、筋肉、靭帯などに負担が掛かり、分離した部分の周りに痛みが出ます。

腰椎分離症の原因

激しいスポーツ(ぶつかりあう)によって起こる疲労骨折が原因のことが多い。 10代の子供に多い疾患

腰椎分離症の治療

痛みが強い場合はコルセットなどをして患部をしっかりと固定し、動かさないようにして安静を保つ。 痛みが落ち着いてきたら保存療法(理学療法)を行っていくと、大部分の人が改善します。

腰椎(ようつい)すべり症

腰椎すべり症とは

腰椎分離症で分離した骨の椎体と呼ばれる部分が、前方へずれた状態を 腰椎分離すべり症といい、分離が無い状態で、椎体が前方にずれているものを、無分離すべり症という。

腰椎すべり症の原因

長年による背骨への負担の積み重ねで椎間板が変形して、椎骨が前にずれてくることによっておこる。

腰椎すべり症の治療

軽度であれば、保存療法(理学療法)で改善していく人が多く、 重度の痛み、痺れ、歩行困難などがあれば、手術を行う場合もあります。

変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)

変形性腰椎症とは

腰の骨と骨の間にある、椎間板(軟骨)が擦り減ってきて、腰椎同士がぶつかりあい 腰椎が変形したり、骨棘と呼ばれる、お皿のようにヘリが飛び出るようにとげ状の物が 出来たりして神経を圧迫したり、変形が原因で痛みが出たりすることもあります。

変形性腰椎症の原因

主に加齢による椎間板の変形が原因で、椎間板の弾力性が無くなり、骨と骨が 擦れあう事で椎骨が変形してきて、変形した部分が神経を圧迫して痛みが出たりします。

変形性腰椎症の治療

保存療法(理学療法)が主になり、手術をおこなう事はほぼありません。 加齢による症状が多い為、痛みに対処する方法がとられます。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨粗鬆症とは

骨の中の密度が減少して骨がもろくなり、骨折しやすくなったり、骨が潰れやすくなる状態のことをさす。 古くなった骨を壊す破骨細胞と骨を再生する骨芽細胞とのバランスが崩れて起きる。

骨粗鬆症の原因

男性に比べて、圧倒的に女性に多く、元々骨量が男性より少ないうえに閉経によって急激に骨密度が減る事も原因。 若い人より、高齢者の方が多いのは、細胞のバランスが大きく崩れる事も原因である。

骨粗鬆症の治療

投薬(カルシウム剤や注射)と合わせて、軽い運動もしていく。